私は帰省の時、東海道新幹線に乗る。
昼間にしても夜行にしてもバスでは疲れるし、
適当・適切な夜行列車(「銀河」)はなくなったし、
飛行機ではあの大げさ的な感覚からか、身体に
変な感覚に陥るからである。
その帰省の時、乗る駅は買い物をして帰るなどの
事情から東京駅か新横浜駅から乗車する直前に
駅に着いてから発射時刻を見て切符を買う。
そのためにみどりの窓口やら旅行会社で切符を
買うついでに帰る時の参考にするために、
無料配付のポケットサイズの時刻表をもらう。
昨年12月間に帰省の時、もらったポケット時刻表の
表紙には愛知県の南山大学が広告を載せていた。
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学長が教育モットー(曰く「The Nanzan Motto」)を
書いてあるホワイトボードの前に立たせた物である。
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帰宅途中、このモットーは全て読ませていただいた。
私の場合はこのモットーはホームページなどでも
読んだことがあったが、世間の一般市民は大学の
ホームページを開くことなんてないだろうってことを
踏まえると、こういうところに出すのもなかなか
考えたものである。
しかも東海道新幹線は乗り入れている山陽新幹線だけを
考えてみても東は東京から西は大阪、岡山、広島、博多
などの人までが使う日本の大動脈である。
どれくらい影響力が出ただろうかが気になるところ。
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ところで、学長が広告塔といえば私の所属する
専修大学も、東京の山手線で新宿駅から
高田馬場駅方面に走っていく間、進行方向を前にして
右手側に出てくる巨大な看板に学長がでている。
しかし「なぜ学長?」という感覚がぬぐえないデザイン
なのである。
上記の南山大学の広告の場合は「学長」ということと
そのお名前が付されているが、専修大学の看板の場合、
走っている列車から見える物で、写っている男が
イコール学長とは一切分からないようになっていて、
事情を全く知らない世間の一般市民から見たら、
「あれって誰?」なんて感覚になるかもしれない感覚
なのである。
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しかもよくこの看板を見ればスクールカラーが使われて
いなかったり(オレンジは法政大学でしたっけ?)、
高田馬場駅方面に走る途中にあるってことは、
創立に関わった福澤諭吉の大学のライバル大学とされる
早稲田大学へ向かう途中にあるということであり(以下略)。
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まぁ、最後は変なつっこみを入れてしまった(?)が、
南山大学の広告の出し方は一度「大学広報担当者」は
見て欲しい物である。