2009-11-06(分)
専修大学の神田キャンパスにて、創立130年記念事業
であり、人間科学部開設・文学部改組を記念したシンポジウム、
「生きづらさのゆくえ」が行われた。
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創立130年・人間科学部開設・文学部改組 記念シンポジウム
生きづらさのゆくえ
会場:専修大学神田キャンパス1号館3階303教室
概要:
講演1:テーマ「生きるのがしんどい、と言う若者たちについて」
講師:香山リカ 氏(精神科医・立教大学教授)
講演2:テーマ「ネオリベ改革がもたらしたもの」
講師:上野千鶴子 氏(社会学者)
シンポジウム:テーマ「生きづらさのゆくえ」
パネリスト:香山リカ 氏 上野千鶴子 氏、大庭健 文学部教授、
嶋根克己 文学部教授(人間科学部教授予定)
司会:下斗米淳 文学部教授(人間科学部教授予定)
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香山先生の講演は現状の報告的なお話が中心。
それに対して、上野先生は専修大学に来年度
開設となる人間科学部を構成する心理学と社会学
とはどんなものか、という説明をなさったうえで、
ご専門の社会学の切り方をもっていろいろと現在を
切り倒していくという感覚でお話をなさった。
その後のシンポジウムでは、司会を含めて心理学系2名、
一応、学問の祖であり、第二の司会というか、仲裁役の
哲学・倫理学の1名、社会学系2名というバランスを取った
上での進行。ただし、実際には司会はご専門が社会心理学
という人間科学部で構成するふたつの学科にまたがるような
下斗米先生だったという点では社会学側に偏っていた、
とも言えるが、ここではそれ以上は言わない。
・・・
結果としては、話はまとまらず。
言い換えれば、学問違えば見方が変わるということか。
それとも、やはり、仲が悪い学問だったのか。
ただ、一応、両者のどちらでもないはずの大庭先生の
見方には客観的ではないような考えが少し入っていた
ように感じるところがあり、このために話が、少しだけだが、
変になったようにも思われる。
で、まとまりはしなかったが、もう少し時間が欲しかった、
とも思ったり。
・・・
そういえば、上野先生がここまで笑えることを言う先生
とは知らなかったり。毒を含んでいた物もあったが。
・・・
看板と会場の専修大学神田キャンパス。
配付資料の、プログラム及び登壇者紹介と、週刊ダイヤモンドの
連載広告の抜き刷り(週刊ダイヤモンドの連載広告についての
詳細と、連載されていたものは
こちらへ)。
始まる前の会場(始まってからは空席ゼロ。なお、この撮影場所は
真ん中の通路からであって、この後ろにも、おそらく、同数の
座席あり(注・数えたわけではないので、おそらく、としておく))。