1968年に開学した専修大学北海道短期大学(北海道美唄市)が
2011年から学生募集停止となって、今年2010年4月入学者の
卒業後には閉校(廃校)となることとなった(報道は
コチラ)。
北海道というところは不思議なところで、上にリンクを張ったニュースにも
出てくるが、東京に本部がある学校法人が短期大学(短大)を大量に進出
させた土地である(関西の法人も進出しているが、東京に本部があるもの
の方が多い)。
学生募集停止のもの含めて見てみると・・・
・岩見沢駒澤大学(1965-1987・学校法人駒澤大学)
・國學院大學北海道短期大学部(1982- 元國學院女子短期大学・学校法人國學院大學)
・駒澤大学苫小牧短期大学(1965-2001・学校法人駒澤大学)
・専修大学北海道短期大学(1968-2011 元専修大学美唄農工短期大学・学校法人専修大学)
・拓殖大学北海道短期大学(1966- 元北海道拓殖短期大学・学校法人拓殖大学)
・東海大学工芸短期大学(1972-1976・学校法人東海大学)
・文化女子大学室蘭短期大学(1969-2009・学校法人文化学園)
なお、上記のうち、駒澤大学苫小牧短大と東海大学工芸短大は大学へ
改組のために学生募集停止となっており、大学の視点で見ると東京農業大と
東京理科大のキャンパスがあるという具合で、北海道は第二東京か?
という感覚すらある・・・。
・・・
それにしても拓殖大学北海道短大と國學院大學北海道短大部については
組織あるいは運営のまわし方のようなもの(うまく表現できない)がうまくて、
専修大学北海道短大の場合も、なぜできなかったのだ、といいたくなる
感覚がわき上がってしまって仕方がない(國學院北海道短大部の場合は
“やり手な教育者”だった代々木ゼミナール初代理事長の助言もあった、
というが・・・)。
まぁ、専修大学北海道短大が募集停止に至ったことの原因については
讀賣新聞の連載にあった下記の記事を読む度に、人事や人材の使い方の
誤り/誤用、母校愛のズレによって生じてしまった禍だな、と思ったりも・・・。
大学編 サバイバル<28>ホテルマン、母校へ帰る (2005年3月11日)
大学編 サバイバル<29>短大存続の可能性探る (2005年3月15日)
大学編 サバイバル<30>地元に支援の動き察知 (2005年3月16日)
大学編 サバイバル<31>「欠けているもの」次々 (2005年3月17日)
大学編 サバイバル<32>新学長の決断と実行 (2005年3月18日)
大学編 サバイバル<33>独自のFM番組制作 (2005年3月21日)
大学編 サバイバル<34>実社会での研修を導入 (2005年3月22日)
大学編 サバイバル<35>学生集めにPR改革 (2005年3月23日)
大学編 サバイバル<36>東京への編入制度活用 (2005年3月24日)
大学編 サバイバル<37>教育方針という再投資 (2005年3月25日)